鉱物の歴史~インカ帝国・北アメリカ~

○インカ帝国

アンデス地方最大の国であったインカ帝国。都市や橋、新しい道路を建設し、よく訓練された軍隊によって勢力を拡大した。太陽やジャガー神を信仰し、山頂に対する畏敬の念と人身御供の風習を持っていた。

文明の中での石
・ターコイズ(トルコ石)、ひすい、サードニクス、エメラルド、ジェット、オニキス、アゲートなどの石を用いて精巧な金細工品などが作られた。

○北アメリカ

1世紀から15世紀にかけて、北アメリカの北西部でホホカム、モゴヨン、アナサジの3つの文明が栄えた。ホホカム族は優れた農耕民、モゴヨン族は特色ある土器を作り出した。モゴヨン文明はアナサジ文明に吸収され、プレブロという峡谷の壁に張り付くように築かれた多層の住居を作った。

文明の中での石
・アメリカ先住民族たちにより、儀式や占い、浄化、治療など様々な用途に石が用いられた。

・農耕を営むインディアンたちは、病気の治療の際に、砂と花粉、灰の粉を使って砂絵をかき、水晶を手に持って申請なる動物や星の精に向かって祈祷を捧げる風習があった

様々な時代、文明を彩ったパワーストーン

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