鉱物の歴史~メソポタミア・古代エジプト~

○メソポタミア

メソポタミア文明は、シュメール人によって紀元前4000~3000年に築かれ、夜空の星の規則的な運行を見い出し、月の運行をもとに「太陰暦」や時間を表す「60進法」を考案するなど高度な文明を持っていた。

文明の中での石
・ジプサム(石膏)などの石で作った印章でサインをしていた

・ピラミッドの墓郡にラピスラズリ、カーネリアン、ゴールド(金)などで作られた装飾品が発見された

○古代エジプト

古代エジプト文明は、紀元前3000年ごろに基礎が築かれた。ファラオと呼ばれる王の支配によりピラミッドが建設され、遺体を防腐処理してミイラとして安置した。

文明の中での石
・墓での副葬品として、ラピスラズリ、カーネリアン、アクアマリン、エメラルド、トパーズ、アンバー(琥珀)、ターコイズ(トルコ石)、ひすい、タイガーアイ、クリソベリル、サーペンティンなどの多くの石で作られた護符が発掘される

・治療薬として、ラピスラズリ、ヘマタイト、アズライト、ゴールド(金)、シルバー(銀)、コッパー(銅)が使われた

・巨大な花崗岩を積み上げたピラミッドが建設された

・杯、盾、武器、家庭用品などに石が使われた

様々な時代、文明を彩ったパワーストーン

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